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月別アーカイブ: 2024年2月

低圧電気での死亡率

弊社は「登録電気工事業」を取得しております。

一般電気工作物と言われる物を扱うことができますが、600V以内の建物を基本生業とすることが出来るのです。

お住いの戸建て、小規模集合住宅、小規模店舗等が該当すると思ってください。

皆さん馴染みの、照明やエアコン、パソコンを使うための電源の電気工事をしておりますが、この馴染みの電源で簡単に人は死んでしまいます。

人々の生活に必需品ですが、時には猛威を振るいます。

 

平成14年~23年の10年間の感電災害の統計です。

 

高圧(601V~7000V) ・・・ 53名(30.5%)

低圧(~600V)      ・・・111名(64.4%)

雷              ・・・  4名( 2.3%)

不明             ・・・  5名( 2.9%)

 

ご覧の通り、明らかに低圧での感電事故が多くみられます。

身近にある電気は全て低圧になってます。普段触れているもので感電事故が起きているってことですね。特に全体の58.0%が、手や手で持っていた工具等で感電しているそうです。

無資格無知識で電気を触る事はせず、お近くの工事店に相談してください!

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容量アップのお問い合わせ

皆様こんばんは!

本日は、最近よくお問い合わせがくる、「分電盤の容量アップ」についてお話したいと思います。

「ブレーカーが頻繁に落ちるから容量をあげて欲しい。」

「使用している器具のW数が高い物ばかりだからブレーカー容量あげて欲しい」

というお問い合わせが頻繁にかかってきます。

困りごとを解決してあげたい!そう思いますが、私は基本この件については即答致しません。

まず、稼働させている家電が多いのか、W数が高い物を沢山使っているのか関わらず、料金が高くなってでもアップする覚悟があるのかどうかになります。

お金かけて施工して、沢山使えるようになったけど、料金も爆上がりして結局考えて使うようになった・・・。

なんて事になったら意味ないですよね。

上の料金表は東京電力の管轄料金表になります。

これをもとに説明しますね。

60Aで使用量850kwhと仮定します。

従量電灯Bの時

基本料金は1771.44円で、単価40.69円なので34,586.5円

合計34,587円(四捨五入)

 

一方従量電灯Cは

10kVA(100A)にアップし、使用量はとりあえず同じ850kwhと仮定

基本料金は1kVA度に295.24円なので2,952.4円

単価は変わらず40.69なので34,586.5円で

合計37,539円(四捨五入)

 

であまり変わらない気がしますが、同じ使用量のわけありませんよね。あくまでもブレーカーが落ちないようにアップしてるので、使用量はグーーンと上がります。

 

使いたい分だけ使うことですからね。

 

従量電灯C(100A)で、計算しやすいように使用量が1000kwhにアップしたと仮定します。

基本料金2,952.4円

単価は40,690円

合計で43,642円(四捨五入)

と従量電灯Bよりも9,055円上がります。

年単位で11万円近くUPですよ。さらに工事代金が乗っかります。

幹線の引換あり、分電盤のブレーカー変更あり、申請、労務で10万は軽く超えると思ってください。

ここでお金かけて工事したのに「金額が下がるどころか上がってるぞ」と気づくんです。

ここでようやく使用機器や日々の使い方を考えます。

工事代金で何万、十何万、何十万も支払って、結局日々の使い方を考える事になるのでしたら、最初から使い方を考えて料金を抑える方が経済的ではないでしょうか。

勿論私は電気屋ですので、工事した方がお金になります。

しかし、工事代金を支払って不幸になるのでしたら私は工事をしたくありません。

まず、日々の暮らし方を変えられるのかよく考えて頂き、それでも容量をアップしたい!!という方は是非お問い合わせください。